データベースのオートメーション機能

概要


データベースでは、データベースアイテムの作成、または特定のプロパティ編集をトリガーに、指定したプロパティの編集やSlack通知などのアクションを自動で実行させることができます。




使用できるトリガーとアクションの種類


トリガー・アクションとも、 ファイル&メディア プロパティは使用不可、かつ 関数ロールアップ など、特定の値ではなく値の導き出し方を指定するプロパティは、オートメーションでは使用できません。

プロパティ編集をトリガーとする場合、セレクトマルチセレクトステータス については、トリガーにする選択肢を指定することができます。

プロパティ編集アクションについては、特定の値の入力のほか、値を指定する欄を空欄にして 完了 ボタンを押すと「値のクリア」をアクションとして指定することができます。


✅:可 / ✖:不可

種類 (プロパティは編集の場合) トリガー アクション
ページの追加
いずれかプロパティ
名前 / テキスト ✅指定の値を入力 / 入力クリア
セレクト ✅選択肢の指定可 ✅指定の値を入力 / 入力クリア
マルチセレクト ✅選択肢の指定可 ✅指定の値を入力 / 入力クリア
数値 ✅指定の値を入力 / 入力クリア
ステータス ✅選択肢の指定可 ✅指定の値を入力 (クリアは不可)
日付 ✅@今 / @今日 / 指定の値を入力 / クリア
ユーザー ✅指定の値を入力 / 入力クリア
ファイル&メディア
チェックボックス ✅チェック有無の指定可 ✅チェックあり / なしに設定
URL ✅指定の値を入力 / 入力クリア
メール ✅指定の値を入力 / 入力クリア
電話 ✅指定の値を入力 / 入力クリア
関数
リレーション ✅指定の値を入力 / 入力クリア
ロールアップ
Slack通知

✅接続済みSlackワークスペースの、自分宛または指定のチャンネル宛の通知送信

(自分以外の個人宛DMは不可)

※自動更新されるプロパティは除く(作成日時・作成者・最終更新日時・最終更新者・ID)



活用例


すぐに思いつくところとしては、ページ追加やステータス更新のSlack通知ですが、トリガーとアクションの組み合わせにより活用方法は無限にあります。

ここでは、ビジネスシーンでよく使われる例を元に、いくつかユースケースを考えてみましょう。


①アイテム作成日を自動入力

トリガー ページの追加
アクション 日付に @今日 を入力
用例 作成日時 でもいいですが、時間表示までは不要な場合などに便利です。

②フラグを自動オン・オフ

トリガー ステータス完了 に更新
アクション 優先フラグの セレクト をクリア
用例 完了したタスクを優先対応ビューに表示させたくない、などといった場合に設定できます。

③レビュー担当者を自動指定

トリガー ステータス要レビュー に更新
アクション ユーザー に上長のユーザーを設定
用例 チーム内レビューが必要になったアイテムのステータス更新に応じて、自動的に上長を担当にアサインすることができます。

④関連チームに自動通知

トリガー セレクトマルチセレクト に特定のチーム名の選択肢を指定
アクション そのチームのSlackチャンネルに通知
用例 セレクトマルチセレクト でチーム名を指定するデータベースであれば、そのチーム名が指定された場合のみ、チームのSlackチャンネルに通知することが可能です。

⑤紐づけられたプロジェクトチームに自動通知

トリガー プロジェクトデータベースへのリレーション プロパティで、特定のプロジェクトを指定
アクション そのプロジェクトのSlackチャンネルに通知
用例 上記④と同様の発想で、リレーションでタスクとプロパティを紐づけているような構成においても、このようなSlack通知が可能です。

⑥ステータスに応じた進捗率を自動入力

トリガー 特定のステータス を選択
アクション 数値 にその ステータス に応じた進捗率を入力
用例 数値をパーセント表記にし、プログレスバーやリングで可視化している時には、進捗率を手動更新ではなく、ステータスに応じて指定する運用もできます。
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