日付プロパティを相対日付で絞り込む

概要


長期間の多くのデータを持たせるようなデータベースの場合、たとえば「直近2週間のデータ」など、特定の範囲の予定だけを見たいことがあります。しかし、日付を指定して範囲を絞り込んだ場合、時間が経過すればフィルター条件を更新しなければなりません。

そんな時は、データベースを見ているその時の日付に対する「相対日付」でのフィルタリングが便利です。



「今週」「今月」「今年」などでの絞り込み


ここでは、相対日付で「今年」に合致するデータを抽出する前提で説明していきます。



  1. まずはデータベース右上の フィルター から、絞り込みたい日付プロパティを選択します。


  1. するとこのように、デフォルトで「今週」という相対日付でのフィルタリングが適用された状態となります。ここから、要件に合わせた絞り込み条件を設定していきます。



  1. 日付プロパティに開始日と終了日が設定されている場合(=1つのセルの中に開始日と終了日の両方が表示されている状態)、日付ピッカーの左上にある 開始日 というドロップダウンをクリックし、開始日・終了日のどちらを基準に絞り込みたいかを指定します。

    終了日を指定して使っていない場合は、開始日 のままで大丈夫です。



  1. 次に、その下にある となっているドロップダウンのうち、 のほうをクリックし、「今年」という条件に合致するように を選択します。



  1. これで、数年にわたるデータのうち「今年」に合致するデータのみを抽出する設定になりました。

    以下のスクリーンショットは2023年10月に閲覧しているため、2023年の行のみが表示されていますが、月日が進んで2024年になれば、抽出結果は自動的にその時点での「今年」=「2024年」の行のみとなります。


  1. この条件で問題なければ、右上の このフィルターを保存 をクリックします。



過去xx年、今後xx年などでの絞り込み


同じ相対日付のフィルター条件を使って、過去や今後の任意の期間を相対日付で絞り込むことができます。例として、過去2年分のみを表示するように絞り込んでみましょう。


  1. フィルターを設定したばかりのデフォルト設定の状態から解説を始めます。

    ここで、 となっているドロップダウンのうち、 のほうをクリックします。


  1. ここには、「今日」「今週」「今月」「今年」を絞り込むための のほかに、過去今後 という選択肢があります。ここでは、「過去2年間」で絞り込むため 過去 を選択します。



  1. そうすると、過去 の間に、数字を入力する欄が新しく表示されます。ここに、指定したい期間を自由に入力できます。全角入力は受け付けないため、半角で入力しましょう。

    デフォルトでは「1」が入力されているため、「過去2年間」の絞り込みなら「2」とします。



  1. 次に、右端の のドロップダウンをクリックし、年間 を選択します。



  1. これで、相対日付で「過去2年間」という条件を適用した絞り込みができました。

この記事を執筆しているのが2023年10月17日のため、その日から見た過去2年間は「2021年10月18日~今日」となり、一覧にある「2年前」という名前の「2021年10月10日」の日付の行は、上記の絞り込み結果には表示されていないのが分かります。




このように、相対日付を使うと以下のようなさまざまな絞り込みを実現することができます。

  • 「今週」の予定
  • 「過去3か月間」の成約案件
  • 「今後1年間」の予定プロジェクト
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