データベースの日付プロパティにデフォルトで時刻まで含めたい

概要


データベースの日付プロパティは、デフォルトでは日付のみが入力できるようになっており、そこに時刻も入力するには手動で 時間を含む のトグルをオンにするひと手間が発生します。

ここでは、動的な日時を指定する @今 を活用してワンクリックで時刻まで入力する方法を、3つ紹介します。



方法① データベーステンプレートを使う


以下の手順で設定を行うと、データベーステンプレートの日付プロパティに対して、動的な @今 を設定することができます。


  1. テキストプロパティを作成する
  2. 新しいデータベーステンプレートを作成し、編集画面を開く
  3. 1のプロパティに @今 — 複製時に表示する時間 を入力

  1. そのプロパティを日付プロパティに変更する


こうすることで、データベーステンプレートを適用した際に、自動的に日付プロパティに時刻まで含む情報が入力されます。


時刻の入力と同時に、テンプレートとしてほかのプロパティやページ内コンテンツも行いたい場合や、テンプレートとして決まったワンセットの情報が入ったページの作成のみが必要な場合(ほかのステップを含むオートメーションは不要な場合)におすすめの手法です。




方法② オートメーションを使う


データベース右上の ⚡ 稲妻マークから、以下のようなトリガーとアクションを設定します。ここでも @今 は動的なアイテムになっています。


こうすると、データベース右上の青い 新規 ボタンや、左下の +新規 からプレーンな空白ページを作成した場合に、ページ作成時点の時刻を含むデータが日付プロパティに自動入力されます。(数秒の時差があります。)


空白のページを作成することが多い場合にも適していますが、オートメーションを活用して新規ページ作成時にほかのアクション(ページを開く、Slack通知する、etc. )も併せて実行したい場合にもおすすめです。



方法③ ボタンブロックを使う


/button コマンドでボタンブロックを作成すると、データベースを指定して新規ページを作成し、同時にプロパティに値を入力することができます。その際、オートメーションとは違ってデータベーステンプレートの指定が可能であることが特徴です。

ここでは試しに、空白ページとして日付プロパティに動的な @今 を入力するよう設定してみます。



ボタンブロックでは他のアクションも併せて設定でき、たとえばアクションの実行前に確認メッセージを表示させることも可能です。



こうすると、ボタンをワンクリックしただけで動的な日付の設定された行がデータベースに作成されます。


ボタンブロックは、データベース本体に対して設定するオートメーションとは異なり、操作したい対象のデータベースがあるページ以外の箇所に設けることができます。

そのため、他のページから遠隔でページ追加を行いたい場合などに便利です。




まとめ


このように、データベースの日付プロパティに時刻まで含んだ状態で新規ページを作成する方法は、いくつか存在します。それぞれの特色を考慮し、ご自身の作業環境に適した方法をぜひ探してみましょう。


方法 おすすめのケース
① データベーステンプレート
  • 時刻の入力と同時に、テンプレートとしてほかのプロパティの編集やページ内コンテンツの追加もしたい場合
  • テンプレートとして決まったワンセットの情報が入ったページの作成のみが必要な場合
② オートメーション
  • 空白のページを作成することが多い場合
  • 新規ページ作成時に、ほかのアクション(ページを開く、Slack通知する、etc. )も併せて実行したい場合
③ ボタンブロック
  • ほかのページから遠隔でページ追加を行いたい場合
  • アクションの実行前に確認を挟みたい場合
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