Notionの制限・制約まとめ

概要


Notionを使うにあたっての制限や制約を、簡単にまとめました。(2023年9月時点)



プランによる制限


Notionでは、使っているプランに応じて利用できる機能に差が生じますが、その中でも、プランによって利用上限が数値的に異なるものを抜粋しています。

カテゴリ フリー プラス ビジネス エンタープライズ
無料プランでのブロック制限 1,000 無制限 無制限 無制限
アップロード可能なファイルサイズ 5MB 5GB 5GB 5GB
ゲスト招待可能人数 10名 100名 250名 250名
同期データベースの個数 1個 無制限 無制限 無制限
同期データベースごとの行数 100行 20,000行 20,000行 20,000行
ページ履歴 7日間 30日間 90日間 無制限



プラン共通の制約


Notionのプランに関わらず、以下のような機能にも制限があります。Notion公式ガイドなどで明確な数値的指標は開示されていませんが、制限に達した場合にはエラーメッセージが表示されるケースもあります。



複製や移動ができるブロック数


数万ブロックという大きなコンテンツを移動・複製しようとすると、以下のようなメッセージが表示されます。


一定時間あたりのブロック複製数の上限に達しました。時間をおいて再度お試しください。




クリップボードからのコンテンツ貼り付けの上限


貼り付けるコンテンツのボリュームがあまりにも大きすぎると、以下のようなメッセージが表示されます。ですが、常識的なコピペの範囲内のボリュームであればまず大丈夫でしょう。


申し訳ありませんが、リクエストが大きすぎます。代わりにインポートをお試しください。




連続してプロパティを参照できる数


連続してプロパティを参照していく構成の関数を組む場合、8回目の参照までしか正常に機能しません。


たとえば以下の例のように、No.1No.10 というプロパティがあり、それぞれ1つずつ前の番号のプロパティの数値に1を加算していく構成になっているとしましょう。この場合、No.1 だけが数値プロパティ、その他は関数プロパティです。

No.1: 1

No.2: prop("No.1") + 1

No.3: prop("No.2") + 1

No.10: prop("No.9") + 1



順当にいけば No.10 には「10」という計算結果が表示されるべきですが、空欄になってしまいます。



実際はこうなる前に編集モーダル内で 最大再帰数を超えました というエラーメッセージが出るので分かりますが、このように、関数でプロパティを参照する行為を重ねるのは8回目までが限度、ということになります。


通常の使用の範囲ではそうそうこの上限に達することはないかと思いますが、複雑なデータベースを構築したい場合などは覚えておくとよいポイントでしょう。

記事を評価 ありがとうございます! 失敗しました