Notion AIで案出しをする(アイデアの拡散)
概要
ゼロから1人で考えるのが辛いときは、Notion AIに案出しをヘルプしてもらうことができます。
ここでは、Notion AIをアイデアの拡散(発散)に活用する用例を3つ紹介します。
用例1:キャッチコピーやタイトル
対象の内容をAIに伝えると、瞬時に案を作成してくれます。
マーケティング観点でいえば特段優れた品質という訳ではないかもしれませんが、AIのアウトプットはあくまでも初回の案出しやブレインストーミングとして使うことを前提にすれば十分有用です。
AIのアウトプットの中から自分が気に入った方面で深掘りしてみたり、使いたい・使いたくない言葉を追加でプロンプトで指定してみたりと、検討の足掛かりにしましょう。
YouTubeのタイトルコピーを5つ制作してください。
条件:
・Notion AIを紹介するための動画。
・ターゲットは20代~40代のビジネスパーソン。
・生産性向上や最新ツールが好き。
・動画では、Notion AIの魅力と5つのユースケースを紹介している。
・「Notion AI」を必ずコピーに含める。
用例2:求人募集の要項に記載する項目
求人募集を作るためのドラフトをAIに任せることもできます。
プロンプトで要件を指定して、全文書いてもらう
すでに要件がある程度固まっているのであれば、それをAIに伝えて募集要項の形に整えてもらいます。
求人媒体に掲載するための募集要項を作成してください。
募集職種は、情報システム部のリーダー、課長クラス。
企業に必要な情報システムのあるべき姿を検討でき、役員レイヤーのレベルの人と会話できる方が必要です。
給与、勤務形態などは実際の市場に即した、妥当な条件を設定してください。
タイトルや見出し、箇条書き、締めの一言まで完備した募集要項が、一発で作成できます。
内容が甘い所やAIの独断で補完されている情報もあるので、もちろん直で使用するには至りませんが、すべて自分で考えたりネットで調べたりして作成するよりも、格段に短時間で大枠を作り始めることができます。
募集要項に載せるスキルの案をAIに出してもらう
欲しい職種くらいしか決まっていない時、特に専門職であればあるほど、募集要項にどんな項目を載せたらいいのかが難しかったり、抜け漏れが心配だったりすることがあります。
そういう時は、以下のようなプロンプトで大量の案をNotion AIに出してもらうことができます。
求人媒体に求人を掲載したいです。
求人掲載にあたり、募集要項に載せるべきスキルを番号付きリストで50個以上列挙してください。
募集職種はITコンサルタントです。
50項目ともなると少々時間はかかりますが、それでも自力で調査するより遥かに短時間で様々なIT領域の募集要項がリストアップできました。あとはこれをベースに取捨選択し、不足している要項を補えば完成です。
用例3:目的を実現するための行動アイデア
たとえば企画などの業務で、アイデアが枯渇して行き詰まってしまったり、そもそも検討する時間すら取れない、という場合もAIの出番です。
自分がやろうとしていること、それにより達成したい目標、どんな観点でのアウトプットが欲しいかを整理して、プロンプトで伝えます。
Webサイトの更改を検討しています。
更改のテーマは採用数を増加させることです。具体的に必要なコンテンツを10つアイデアを出してください。アイデアにはそれぞれ、期待される効果も添えて書いてください。
採用数向上のためのWeb制作者観点で考えてください。
コンテンツ例としては、既存社員を紹介するブログなどが挙げられます。
このように、Notion AIを使えば、自分ひとりで考えるよりも幅広いアイデアをすばやく列挙できます。
AIが出してくれた案をもとに、自社で既に実施済みのことを削ったり、AIのアイデアから着想を得た項目を追加したりと、人間の検討作業のアシスタントとして有効に活用することが可能です。