日本語特有のコマンド事情

概要

日本語で海外のツールを利用していると困るのが、コマンド入力時の全角・半角切り替えです。Notionでは、全角入力のままでもスラッシュコマンドや@メンション、マークダウン記法が使えます。



全角セミコロンによるメニュー呼び出し

Notionのコマンドと言えばスラッシュコマンドですが、日本語環境では特別に、全角セミコロンでもメニューの呼び出しができるようになっています。ホームポジションで右手の小指にあたるキーで、シフトを押さずに入力でき、かつスラッシュのようにF10で半角化するなどの操作も要りません。

また、全角セミコロンよりは入力煩雑ですが、全角スラッシュ? のあるキーを押してから変換)でも同様にコマンド呼び出しが可能です。



コマンドのファジーマッチ

日本語入力の特色に合わせ、日本語環境ではコマンドの入力にファジーマッチが採用されています。以下のような曖昧な入力でも、すべてメニューの呼び出しが可能です。

全角セミコロン+ひらがな入力なども使えるので、日本語入力中でも半角入力に切り替えず、そのままコマンドを呼び出すことができます。

ファジーマッチの種類 /bookmark の入力例
半角アルファベット

全角アルファベット

ひらがな

カタカナ

日本語入力モードでアルファベットのスペルで入力し、半角に変換する前の状態




全角マークダウン

日本語環境では、一部のマークダウン記法も全角で使えるようになっています。

種類 全角入力
引用 (全角)
トグルリスト (全角)
見出し ##### (全角シャープ)
番号付きリスト 1. (全角の数字とドットを続けて入力) + Enter
チェックボックス 「」 (鍵かっこ) → EnterSpace
箇条書き

(全角アスタリスク)

(伸ばし棒)

(全角プラス)

(手書きの箇条書きで使う黒い点)

打消し線

(語尾を伸ばす時などに使う記号)

→ 文字列 → の順に入力

太字

(全角アスタリスク)

** → 文字列 → ** の順に入力

イタリック

(全角アスタリスク)

→ 文字列 → の順に入力

数式

(全角ドルマーク)

$$ → 数式 → $$ の順に入力

区切り線

(全角コロンに続けて全角伸ばし棒)

+ ---

※厳密にいうとスラッシュコマンドの延長線ですが、全角でもマークダウンと同じハイフンのキー(=日本語の伸ばし棒のキー)を使って区切り線を出せます。


@メンションの注意点

全角の でもユーザーや日付、ページなどのメンションメニューは呼び出すことが可能ですが、 の直前に文字があると反応しません。

全角半角問わず、 の前にスペースを入れてから使う必要があります。

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