Notion AIで人物のプロフィール概要を作成する

概要

インターネット上の情報量が多い人物であれば、Notion AIが情報収集して適切なプロフィールを生成してくれますが、知名度やメディア露出の程度によっては、正確な情報が得られないこともあります。

実例をいくつか交えて紹介します。

作成例①1回のプロンプトでまとめる

大企業の創業者や、SNSのインフルエンサーなど、インターネット上に膨大な量の情報が存在する人であれば、かなりの精度で情報収集することが可能です。

デジタルプレゼンスが高ければ、 聖徳太子 のような大昔の人物でも問題ありません。

聖徳太子のプロフィールを教えてください。
履歴書の様にいつ、何をして、どんな成果を出した人か、できるだけ詳細にたくさん記載してください。また関連するSNSの情報があれば追記してください。

日本の超有名人であるが故に、ある程度正確な情報がキュレーションされることが分かるかと思います。Notion AIが少々苦手とするWebページリンクも、Wikipediaの方は正確でした。

作成例②：AIに質問を繰り返しながら作成する

長いプロンプトを書かずとも、納得いくまで繰り返しAIに質問して文章をまとめることもできます。

試しに、小説「坊ちゃん」の作者 について雑に質問してみたところ、Notion画面を離れることなく、たったの1分で300字ほどの略歴が完成しました。

失敗例：メディア露出の量が限られている人

比較対象として、一般人でも比較的メディア露出件数は多少ある方と思われる弊社役員について聖徳太子と同様のプロンプトを試してみた結果、プロンプトに入力した氏名と社名以外、すべてダミーデータになっていました。

いくら近代、かつネットでの情報発信の多い人物でも、AIの学習対象データとなりうる情報の総量としては不足なのだと考えられます。

上記の夏目漱石の例でも一部誤情報が入っていたくらいですので、AIを使用して人物のプロフィールをまとめる際には、情報の正誤を客観的に検証しながら使うのが賢明でしょう。